ツッコミとはなんぞや(哲学)

セクシーゾーンさんの地上波初冠番組Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか!?」先日が無事放送されました。
笑ったり感動してたら体感10分ぐらいで終わってしまって、なんかもう、あっという間すぎた。ファンとしては2時間ぐらいやってくれてもよかったのよって思うし、テレビでは放送されなかった部分も含めて、円盤にしてくれたら1万でも買う!っていうぐらい楽しい番組でした。
こんな言い方はなんだけど、エースの水卜アナ投入するわ、菜々緒さんと渡辺直美さんといとうあさこさんと澤部さん連れてくるわ、企画のために笑い飯さんとデビ夫人駆り出すとか、平日深夜の、売れっ子とはいえないグループの1時間番組に、ちょっとあり得ないぐらいの高待遇なんじゃないかと。普通ならMCで澤部さんとドラマ宣伝の菜々緒さんがゲストで、ぐらいなんじゃないかと。セクシーさんたちが萎縮しないキャラクターで、VTR見ながらワイワイ盛り上げてくれて、適度にコメントを引き出してくれて、スタジオでのパフォーマンスに素直に感動してくれる、そんな人選だとも感じるし。グループだけで回しても、ガツガツくる系の芸人さんだったとしても、こんなに楽しい番組にならなかったんじゃないかなと思うのです。
ありがてえ、ありがてえ。

ところで、勝利くんがVICTORY ROADSで「初回放送」っておっしゃってたんですよ。「やっと冠ができて」っておっしゃってたんですよ。これ、決まってるでしょ。多分。

 

勝利くんの「ツッコミ」って、テレビ的な芸人さん的なドカーンと笑わせるTHE「ツッコミ」ではなく、フォローと解説、通訳兼軌道修正だと個人的には思っていて。空気読みスキルとか、グループの捉え方からくる一歩引き気味の視点、本来持ってる真面目さと優しさなどなどからくる勝利くんなりの立ち位置が、周囲がいろんな意味での「ボケ」に対しての、グループにおける関係性の上での「ツッコミ」というか。
テレビ的においしくて正解の「ツッコミ」なら、風磨くんの方がずっと上手だと思う。
だから、バスの中でのスタッフさんのやりとりとか、笑い飯さんに「塩くん」と呼ばれて「勝利です」って返すのとか、正しくツッコミできなかったのをポンコツだのキレがないだの言われると、盲目モンペとしては、なんだとぉーーー(#^ω^)ビキビキ みたいな気持ちになったのが正直なところ。だって笑い飯さんに「ご挨拶できてないんですけど」って礼儀正しさ100%発揮してるとこだったでしょうよ!!w

ただ、勝利くん自身が「ツッコミ」という言葉に囚われてるなあと感じることがここ1年ぐらいで時々あって、どうしようかと模索してる風でもあったと思う。千鳥のノブさん風に言ってみたりとかw。でも私が個人的に好きな勝利くんのツッコミって、そういう芸人さん的なものじゃなくて、メンバーの言っている言葉や行動の意味を的確に捉えて解説しつつ切り替えすところや、言葉選びのおもしろさだったりする。だから笑い飯さんから3日間かけて芸人的なツッコミたたき込まれて、そういう私の好きなところが薄くなったらちょっと寂しいなあ、なんてテレビで放送された部分を見てたんですよね。
けど、それ以降のライブではこれまでの勝利くんらしいMCだったよというような呟きを見て、あれは収録用のストロングスタイルだったんだとちょっと安心。
笑い飯さんと実際に生活したのって、夜から朝にかけての時間を3日分なんだろうけど、笑い飯さんに慣れた2日目のトイレの「来ないんかい!」のくだりとか見るに、企画の趣旨を把握してしまえばできない子ではないんです勝利くんは。
じゃあ勝利くんはあの3日間で何を得たかというと、昨日の電波ジャックでその片鱗がすこーし見えた気がする、必要な時には声張ってグイッと前に出なきゃいけないんだ、という感覚が収穫なんじゃないかと思う。前にVICTORY ROADSでツッコミの極意は勢いと声の大きさということを嵐の二宮さんから(リスナー伝いに)伝授されて、そうじゃないと伝わらないんだよね~的なコメントしてたんだけど、それを体で分かったんじゃないかというか。決して天才型ではない、場数踏んでなんぼのタイプなんで。
というか「ナダルか!」を連発してる勝利くんだったり、メイキングとかで健人くんに小芝居ふっかけてるのを見ると、彼の根っこってつくづくかなりの天然とか不思議ちゃんに属するタイプよなー。真面目さと責任感とその他もろもろと、あとはシリアスな顔面と落ち着いた声のトーンで見えにくくなってるけどw。

 

それぞれの企画に関して、事務所とかテレビ局の人が、この子にはこれが足りないなあって見てるポイントがなんとなく分かったような気がするものだったのもおもしろかったです。
番組でもテロップ出されてたけど、勝利くんに関しては24時間のMC(とその前のロケとか番宣も含めて)やるにあたってという面が大きかったのかな。
願わくばこれまでの勝利くんならではのやり方と番組で体得したやり方をうまく融合させて、らしさを失わず昇華してくれたらいいなと思います。

 

www.ntv.co.jp

さて、勝利くん出演のドラマ「Missデビル」がいよいよはじまります。Mっぽいヒロイン博史くん(語弊)の活躍がめっちゃ楽しみだー。

 

尾崎姉弟に赤身を

「99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ」勝利くんファンにとって運命の第6話がとうとう放送されました。
最初は勝利くん!って見てたのがだんだんゆうたぁ…となり、舞子さんがんばれがんばれとなり、最後はよかったー!!深山先生、佐田先生ありがとーー!!!となり、なんかもう6話見てるの間中気持ちが忙しかった。

1話で登場した時は裁判官気質全開で書類に書かれていることが全てで、殺人容疑をかけられた友達のお父さんも示談することで量刑を軽減することしか考えなかった舞子さん。けど深山さんや佐田さんそして斑目さんと仕事していくうちに徐々に感化され凝り固まった考え方も随分とほぐされてきたところで、直前の5話で裁判官の忖度を目の当たりにしていよいよ弁護士として開眼か、となったところで裁判官時代のツケが回ってきたー。って流れがすごくいい。そしてここで舞子さんの過去を清算することで弁護士として腹がすわって、いよいよエリート裁判官である川上さんと刑事事件専門チームの対決が本格モードに突入していくわけで。1話完結スタイルをとりつつ、舞子の立ち位置を通して全体の流れも見えるのが、おもしろいドラマだなと改めて思います。

東大の文一に合格して法学部に進級し、現役で司法試験合格した舞子さん、ご近所では評判の才女だったんだと思う。それに比べてお勉強はできなくて悪い仲間とツルんで(なぜかボンネットにのせられる)雄太くん。岐阜時代の服装からも親友への忠告からも上京してから寿司屋で真面目に働く様子からも、根っからの不良というよりちょっと悪ぶってみたかった、そこらにいそうな普通の男の子という印象で。この特別なものを何も持ってないごく普通の人を普通に見せることができるのが、演技の仕事をする上で勝利くんの強みになるなんじゃないかなと思った。4月からのMissデビルもごく普通の新入社員として悪魔のような上司に振り回される役なのも、わかるわかるーって思ったしw ジャニーズやってる以上、ケレン味のある極端な役もがっちりハマるだろうから、いつかそういう役も見てみたいけど。

それにしても木村文乃さんと勝利くん、姉弟として妙にしっくりくるなと見てたのだけど、どことなーく顔立ち似てるような。舞子さんに弟がいる設定が先にあって、若手ジャニから勝利くんが選ばれたのなら、売り出しの一環というのはもちろんそういうのも加味されたのかしらかしら。あと寿司関連は勝利くんの好物であることもちょっとは考慮に入ってたのかな。そういえば薔薇かセクシーあたりを小ネタにするのかと思ったら、まさかのVICTORYでしたw

 

そうそう、エンドロールで「佐藤勝利」って出てる時、必ず舞子さんが映ってたのも狙ってた気がする。

1話

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2話

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3話

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4話

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5話 - 予告のみ
6話

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この6話のエンドロールで、勝利くんの名前は<6話ゲスト>のくくりの中じゃなかったんだよね。勝利くん自身のお話では「6話ゲスト」ってことだったので、これで出番は終わりっぽいけど、タイトルにひっかけて0.1%ぐらいの希望を持って最終回あたりにチラッとでも顔を出してくれることを祈りつつ、7話以降も追っかけていく!

 

ところで、昔ミステリーよく読んでたときに得た知識で、刑事事件で一度判決が確定すると同じ事件では裁判は行われないというのがあったのだけど(一事不再理というらしい)、雄太くんの窃盗事件の前科はどうなるんだ? 佐田先生は過去の事件に関しても代理人として対応していきますと言っていたけど、執行猶予でも前科は前科なんだよね。何か覆す方法でもあるのかなと軽くググったら再審請求というのができるみたいだから、殺人事件の方からそっちにもってくのかなあ。

とりあえず雄太くんは西川きよし師匠の元で日本一旨い寿司職人目指して働くから、まあいろいろ大丈夫なんだろうw

その名は尾崎雄太

アルバム「XYZ=repainting」が発売されたり、ZIPとかヒルナンデスに出演したり、QRZone出演週だったりVICTORY ROADSで松本さんとのお話が出たりと、なかなかハイカロリーな週だったわけですが、待ちに待った「99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ」第6話のあらすじと予告も解禁されました。

あらすじ:日曜劇場『99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ』|TBSテレビ

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謎の男は尾崎雄太くんだってよ!
第5話の最後で、謎の男が舞子さんの弟ということが分かったのだけど、わりと予想通りという人が多かったのでは。個人的には最初に弟かなと思った時に、いやいやそんな予想しやすい設定だったらわざわざ「謎の男」とか「キーパーソン」みたいな煽り方しないよね、とか考えてあれこれ頭ひねってたんだけど、ただの考え過ぎだったというw


あらすじと予告から想像するに、雄太くんの友達にあまりガラのよろしくないのとツルんでる人がいて、なんとかその付き合いをやめさせようとするのだけど、それを疎ましく思ったガラのよろしくないのか友達本人に嵌められて、窃盗の罪を着せられてしまった。雄太くんは姉である舞子さんに自分は無実だと言うのだけど、裁判資料を読んだ舞子さんは証拠が揃っているから弟を無実だと思えず、罪を償え的なことを言ったんじゃなかろうか。裁判で無実を訴えるも裁判官に退けられ、家族ですら自分を信じてくれなかった雄太くんは絶望し、そこに深い溝が生まれてしまった…的な感じかなあ。そこから現在の殺人事件にどう繋がるんだろう。

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5話まで見てきて、このドラマはミステリー的なサムシングをどうこうというより、日本の司法システムが抱えるあれこれをエンターテイメントのガワを着せて見せていく、というスタイルなのだなということを理解したので、6話のテーマはどこにおかれるのかが楽しみだったり。
なんにせよ、早く勝利くん、いや雄太くんの罪を晴らしてください、深山先生!

舞子さんは在学中に司法試験合格したということなので、恐らく23歳で裁判官になったと考えると、雄太くんが2年前に有罪判決を受けた時はすでに裁判官やってたことになるんだけど、親族の裁判からは除斥されるから、やはり舞子さんのフラッシュバックの裁判シーンの被告は雄太くんじゃないってことだよね。でもわざわざ思い出すシーンを挟むからには、何らかの意味があるんじゃないかと考えてしまう。舞子さんが裁判官をやめる直接的な原因となった裁判なのかなあ。弟が犯罪者ってことで、裁判官辞めたとも考えられるけど。
舞子さん登場時に1年前、つまり2016年の夏に裁判官辞めたって言ってて、2018年の2月以降で雄太くんの有罪判決が2年前ってことだから、舞子さんが辞めるちょっと前ということで、だからそっちの方が有り得そうに思える。東京地裁内でヒソヒソもされただろうし、上司の川上さんからは励ますようでいて罪悪感えぐるようなことを言われてそうだし。川上さんに本当なら顔合わせられないんですけど、みたいな風にも言ってたしなー。

とにかく雄太くんと舞子さんが和解して、またニコニコ笑いながら一緒にご飯が食べられるようになって欲しいです。
勝利くんは6話ゲストという立場のようだし、そろそろ裁判官というか川上さんとの対決にストーリーの主軸が動いていきそうなので、7話以降の出演はあまり期待できないかもということで、6話はこれまで以上に全力で視聴させていただくことにしよう。