フラゲ日に前作を振り返っておく

自分をどんなファンか分類するのは難しいのだけど、ひとつはっきり言えるのは”楽曲派ではない”ということ。
セクシーさんたちの楽曲は、音源だけの状態だとぼへーっと聞き流しておしまいということが多い。MV見たりテレビやライブで衣装を着て動いて歌っているのを見てはじめて"好きだな"とか"新しいな"とか"ピンとこないな"とか、一曲一曲に対して興味と感想が出てくる感じ。つまりセクシーさんたちの楽曲に対しては完全に視覚情報ありき。
そんな私がアルバム「XYZ=repainting」を買って一通り初聞きした時の感想は、いつも通りだなー、だった。

Aメロは勝利くん聡くんマリウスくん、Bメロが健人くんと風磨くん、サビはユニゾンで健人くんと風磨くんの声が大きめにミックスされている、というのがセクシーさんたちの基本的な歌の流れだと、個人的には捉えている。
サビを健人くんか風磨くんがソロで歌うパターンも多いし、シングルだと歌い出しが健人くんか風磨くん→その後にしょりそうマリ→ふまけんで歌い出しを担当しなかった方がサビ前→サビはユニゾンって感じだったりで、あてはまらない曲もいろいろあるんだけど。
Sexy Zoneは健人くんと風磨くんがメインボーカルという位置づけなので、曲も彼ら2人の歌声が映えるものが選ばれるし、この曲のキモはココです!というところを歌っているので、ぼんやり耳には同じような流れに聞こえている感じかなあ。
とにかくそういう意味での、"いつも通りだなー"。音源だけでは曲を右耳から左耳にざーっと流すような雑な聞き方するから、こんな雑な感想しか出てこない。

なのでライブのBDはかなり重要な位置付け。
ライブはライブで楽しいんだけど、いろんな角度から細かいとこまで見えるのは映像ならではの良さで、ここでこんなことしてたんだーとか何回も見返してから気づいたりもする。
(とは言いながら、ポニキャの編集はあまり感覚が合わないらしく、寄って欲しいところで引く、引いて欲しいところで寄る、なことが多くて割とストレスw)

アルバムに対しての最終的な感想もBDを見てから定まる感じなのだけど、「XYZ=repainting」に関しては「Fantasy~1秒の奇跡~」が一番気に入ったというか、刺さった曲になった。
ライブでは"Fantasy - Silver Moon - フィルター越しに見た空の青"っていう3連コンボで圧倒された感じだったけど、BD「SEXY ZONE repainting Tour 2018」で、曲終わりに勝利くんが「It's Fantasy」ってラストのフレーズを歌いながらレーザーの中に手を差し伸べる、そのシーンにやられた。
勝利くんの指先から肩に向かってレーザーの光がスーッと動くのをカメラが追ってる映像がクリティカルヒットした感じ。
曲だけ聞いた時は他の曲と同じようにするっと右から左に流れていったけど、まさに映像の力でこの曲に捕まえられた感じがする。

とぐだぐだ書いてるうちに、Sexy Zoneの新アルバム「PAGES」のフラゲ日ですよ。
ぼんやり耳にも届くような、いつも通りじゃない曲はあるかなあ。