しょりかんって最高級でしょ

映画「ハルチカ」宣伝期間もとうとう終わってしまった…。
いやー、本当に楽しかった。
勝利くんをこんなにたくさん地上波のテレビで見られたというのが(バレー期間を除けば)そもそも希少な機会だったし、もぐしょりが見られた番組も多かったし、緊張しつつもキュヒキュヒしてる顔が見られたしで、幸せな期間でした。

 

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最初は見た目で佐藤勝利くんと橋本環奈ちゃんという組み合わせが好きだったのだけど、しょりかんで出演した雑誌やら番組やら舞台挨拶のレポを見ていると、コンビとして好きすぎた。環奈ちゃんは、勝利くんの小ボケにテンポよくのってくれるわ、キャハハって楽しそうに笑ってくれるわ、ツッコんでくれるわ、かと思えば適度にボケて勝利くんのツッコミを引き出してくれるわ、トーク面での勝利くんの魅力をすごい底上げしてくれてた。グループで勝利くんがやってるような役割を担ってくれたうえで、自分でもハキハキ面白く喋れるとか、デキる女すぎる。あんなにかわいいうえに、頭の回転早くてクレバーなお嬢さんとか好きになる以外の選択肢なんてなかったよね。今年はこの先2本のジャンプ映画の公開も決まってるし、一気に女優さんとしてランクアップしそうな予感。その前に勝利くんと共演という機会があって、本当によかった。


結局しょりかんコンビでどのぐらいテレビに出たのかというと、

2月2日 各局WS(完成披露試写会)
2月20日 ネプリーグ
2月24日 各局WS(公開直前イベント)
2月23日 櫻井・有吉 THE夜会
2月27日 PON
3月1日 モシモノふたり
3月2日 PON
3月2日 ヒルナンデス!
3月3日 全力脱力タイムズ
3月5日 KinKi Kidsのブンブブーン
3月6日 各局WS(公開舞台挨拶)
3月6日 痛快TV スカッとジャパン
3月15日 ジャニ勉
3月16日 めざまし(ヒット御礼舞台挨拶)
+地方ローカルいろいろ

といった感じで、公開規模にしてはそこそこ宣伝があった方では。2月15日に数えた時は4本しか分かってなくて、寂しかったw 加えて勝利くん単独、環奈ちゃん単独で出た番組もあったりで、テレビ充の約1ヵ月でした。

全体的な感想を言えば、しょりかん絡み少ねーな!に尽きるのだけど、これはまあお互いアイドルという立場でやっかいなヲタクを抱えてる同士、余計な火種を落とさないに限るってことなんだろう。ジャニアイを環奈ちゃんが観劇した時のこちら側の過剰反応を見たら、そりゃ慎重になるよね。

 

そんななかでモシモノふたりが個人的には非常によかった!

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まず2人きりという、お互いに向かって話すしかない状況だから、素っぽいやりとりが繰り広げられたこと。MCがいると2人ともそちらに向かって話してばっかりな印象だったので、オフカメラではこういう感じなのかもしれない、という想像がふくらんだよね。で、環奈ちゃんがものすごく聞き上手で、いいタイミングで相槌うってくれるもんだから、勝利くんも楽しそうに話してて、テレビの前でニヤニヤが止まらない感じに。

 

ブンブブーンとジャニ勉という関西の先輩方の番組に出た時は、奇しくも同じいじり方をされたのも面白かったw

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ブンブブーンは奔放な先輩と天真爛漫な環奈ちゃんに翻弄される勝利くんが、ジャニ勉では関西の容赦ない洗礼を受ける勝利くんがそれぞれ見られて、これまたニヤニヤ案件。

 

全力脱力タイムズではひたすら笑いをこらえる表情を堪能。

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笑いをこらえる時勝利くんは口がギュッとなって、環奈ちゃんは口角が下がるという発見あり。ひたすらかわいかった…。

 

ただ地方ローカルの方がしょりかんの撮れ高は高かった模様。PPAPを無茶振りしたりされたり、撮影初日の蹴りシーンのことで環奈ちゃんのこといじったり、博多弁で盛り上がったり、こういうのを見たかった!ってのが詰まってた感じなのが、その地方でしか見られないのはもったいない。(便利な時代でよかった)

またいつか、『しょりかん』が見られる日が来ますように…。

 

映画「ハルチカ」の感想がもっと読みたい

勝利くんの初出演映画「ハルチカ」。
「吹キュン」という言葉や"純愛ストーリー"という宣伝、窓ドンやらハグのシーンで構成された予告編、からは想像もできない映画だった。
とにかく顔のきれいなしょりかん2人の甘酸っぱい恋愛模様が描かれるのかと思いきや、最初から最後まで吹奏楽部の映画でしかなかったし、等身大な高校生の映画でしかなかった。
誰かが死ぬわけでも、時をかけるでも、アクションやVFXがあるわけでも、もちろん戦争があるわけでもなく、言ってしまえば地味な映画だと思う。なんなら予告編が一番派手。
廃部寸前だった吹奏楽部が再生してコンクールを目指す、ただそれだけなんだけど、見終わった後にいろんな気持ちが胸の中でぐるぐる渦巻くような感じがして、何回か見たけどいまだに感想がうまくまとまってない。ふだんは頭からっぽにして見られるような派手なアクション映画ぐらいしか映画館に行かないので、こんなにいろんな感情が刺激される映画を見るのは個人的には久しぶりというか。猛烈に語りたくもあり、一人で噛みしめたくもあり。

この映画はわりとパッパッとシーンが変わっていくのだけど、説明セリフみたいなものがほとんど排除されていて、演者の目線とか表情とか音楽から、見る側が想像(あるいは妄想)をふくらませてね、という感じ。市井監督も100語らないというようなことを舞台挨拶で言われていたらしい。
だから見る人それぞれで微妙にストーリーやキャラの解釈が違う感じになってて、ツイッターやブログで感想を読むのが楽しい。
例えば、ハルタとチカの間に恋愛感情を見る人もいるし、原作通りの三角関係を示唆しているのでは、という解釈の人もいる。
もちろん勝利くんが出ている映画だからいい成績をおさめて欲しいというのもあるけど、もっといろんな感想を読みたいからいっぱいの人に見て欲しい!

 

「佐藤勝利とスーパードルフィー。」

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タイトルを最初知った時は、こりゃまたえらく楽しそうな企画をやってくれるんですね平凡ブルータスさん!、となむなむ拝む勢いだったのだけど、いざフタを開けてみると、おやなんか思ってたのと違うぞ、が最初の感想だった。ドールっていうと、やっぱり「耽美」というイメージがあって、そういう方面での企画だと期待していたのが正直なところ。けれども実際は、あまりに健全な誌面だったから、拍子抜けしたというのが正しいかも。

 

おそらくこの撮影のためだけにオーダーされたであろう、佐藤勝利モデルのスーパードルフィーという存在自体は贅沢だしすごく蠱惑的だしで、まさに耽美の極みという感じがする。
それに対してモデルとなった勝利くんは、お人形を愛でるという文化が彼の中に1ミリもなさそうで、これ勝利くんをモデルに作ったんですよって渡されても「へえーそーなんですかー」なんてあっちこっちひっくり返してしげしげと検分してそうなイメージがある。(というかドルフィーを雑に持つ感じが、まさにこのイメージの勝利くんだったw)
もしかしたらこの企画は、そういう1人と1体の関係性を、フラットに切り取りたかったのかもしれない、なんて考えてしまった。

 

あと思ったのが、14~17歳ぐらいの勝利くんとドールを一緒に撮影していたら、今回とまったく同じ撮り方をしていても人形が2体みたいな写真が撮れたんじゃないかなということ。昔はアンドロイドっぽいとかどこか無機質なイメージを持たれていた勝利くんだけど、今の勝利くんがアンドロイドっぽく見えることは、少なくともわたしには、無い。人間らしい生命感に充ち満ちている勝利くんとドールという組み合わせは、どちらも造形的な美しさを持ちながら、生きているものと生きていないものという対比があまりにもくっきりとしている。そして作り込まれていない写真だからこそ、その対称性はより強調されている。

 

そもそもハルタの制服姿をオーダーしているのだから、わたしが当初期待していたような写真を撮るつもりは最初から無かったんだろうとは思う。そういうページを企画していたのなら、もっとヒラヒラとした衣装だっただろうし。ただ制服姿でも、ディレクション次第でいくらでも勝利くんを人形っぽく撮ったりもできてはずなのに、それをしなかったところに企画意図があったのかな、と思う。

 

ということで、見れば見るほど深読みすればするほど妄想すればするほど面白い企画をありがとう平凡ブルータス!