シンドラとHuluの使い分けが巧みなんですけど

シンドラ「ブラック校則」第2話。
そしてHuluオリジナルストーリー2/4。
この2つの「ブラック校則」表裏一体感がたまらんのですけど!

創楽中弥(⇔ミチロウ)
という対比と
創楽⇔中弥ミチロウ
という対比が鮮やか。
ざーっくりと言葉にすれば外向きの中弥と内向きの中弥がそれぞれで描かれてるんだけど、Hulu版を見ると中弥がなんで創楽のそばにいるのかの一端が分かる気がするし、Hulu版見てからシンドラ版を見ると中弥がお父さんのことを話すのが創楽じゃなくミチロウなのもなんとなーく納得できる。
とはいえHulu版見なきゃシンドラ版が面白くないかと言えば全くそうでなく、全体の組み立て方がきっちり計算されていて、すごいなーってなっちゃうんですよね。公開が11/1だからまだ見てないけど、多分、映画の方もそのあたりかなりちゃんとしてそうで、期待値がメキメキ上がっててやばいw。このシンドラとHuluの噛み合い具合を見てると、第3話後に映画公開というタイミングも踏まえて台本は書かれていると思うので。
ただ勝利くんはどの媒体から見ても全然大丈夫って言ってたので、あんまり気にしすぎることなく楽しみたいかも。

それと、中弥を演じる海人くんすごいね。外向きと内向きの中弥がまったくの別人ではなく、1人の中にあるそれぞれの連続した一面だということを、ごくごく自然に表現してる。まだ映像での演技が2回目とは思えない。これはもう天性のものなんだなあ。勝利くんが努力型、回数重ねてのタイプだから、すごく対照的。そこが創楽と中弥というキャラクターのバランスにもうまく重なっていると思う。
中弥は一見あんまり考えないで行動しているようでめちゃめちゃ周りを冷静に見てかなり頭の中では考えてる子だし、創楽はすごくいろんなこと考えているようで周りのこと実はあんまり気にしてない子で、そういうところにもキャラ付けの絶妙さが効いてるんだよねえ。

Tverで1週間見逃し配信、しかも無料!でやってるので、ぜひ。そしてHulu版のミチロウくんめちゃかっこよいのでSixTONESファンのみなさんは、そちらもぜひ。

此元脚本が絶妙

シンドラ「ブラック校則」第1話。
勝利くんがどうこうというより、脚本と演出の良さに加えて、ヒロインの配役が大正解すぎて、ちょっとびっくりするほど面白かった。
「セトウツミ」作者の此元さんが完全新作の脚本を書かれてるんですが、言葉選びの良さというかセンスが、なんかもう好きと言うしかない。1話というのは登場人物や舞台設定の紹介や物語の導入といった役割を持った回だと思うのだけど、そのどれもがクドくならず、端折りすぎず、でも後へと続くひっかかりはちょっとずつ残る、みたいなさじ加減が絶妙すぎる。
映画とドラマとHuluを同時に撮影とか強行軍すぎない?と思ってたけど、シンドラ版とHulu版を見てみると"トーン"が揃ってて、なんか納得。シンドラとHulu(と多分映画も)はお話の見せ方を変えてるんだけど、絵としての全体の雰囲気や季節感、演出の強弱、出演者のお芝居とビジュアルとかに差がないから、一つの作品としてきっちりまとまっている感じがする。
あとねえ、映画がメインだからか、ツルツルしてなくてあの映画特有のフィルターがかかった感じなんですよ、シンドラもHuluも。フィルム感って言うのかな、それがまたいい仕事してるんです。

そして、監督がヒロインにモトーラ世理奈さんを起用した理由が記事になってたんですが、

その中で、

「実はバカバカしいほどファンタジックなこの物語の中で、リアルを背負うこのキャラクターを演じることができる子って誰だろう?」

 こう言う理由がめちゃくちゃわかるモトーラちゃんの存在感。
シンドラ版の1話ではモトーラちゃん演じる希央は、一言も喋ってないんです。なのに強烈に目が引き寄せられる。これは個人的な見え方だけど、創楽くんと中弥くんってめっちゃそこらにいそうな高校生っぽいのに、よくよく考えてみれば「あれ?こんな子たちいなくない?」って感じだし、希央ちゃんはこんな強烈な存在感の高校生とか普通の高校にはおらんわ(芸術系ならいるかもだけど)って感じだけど、よくよく考えてみると自分が納得できないまま群れるのに抵抗を感じる子っていたよなあ、と思ったりする。
ミチロウ(樹くん)とか手代木先生(ほっしゃん)とかもそうなんだけど、各キャラクターの中でそれぞれリアル感とフィクション感がうまーく交差していて、なんというか無理を感じないんですよね。
これって脚本と演出とキャスティングがきっちりハマっているからなんじゃないかと、まだ第1話しか見てないけど思ったりします。

さて、この先シンドラ版がどう転がっていくのか、映画版との繋がりはどうなんだろ、と気になってしょーがないですが、まずは今晩の第2話。
創楽くん鼻に箸つっこんでましたけど、なんがどうなってあーなるのか、楽しみ。

Tverで配信してるからセトウツミ好きの人に届くといいな。

 

映画版「ブラック校則」のポスタービジュアルもまたモトーラちゃんいい味出してんだー。

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そりゃカーキがあかんわけだわ

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PC(パーソナルカラー)が流行しだしてからファンの間では時々話題になっていた、セクシーさんたちのPCは何なのか問題がついに解決!
勝利くんが診断されたのは【ブルベ冬】!
そりゃカーキや小豆色の衣装を着ると顔が土色になるわけだ。

以前勝利くんの衣装の色についてぶつぶつと文句をつけてたので、週ジョンの連載でPC診断やるって知った時にはこれではっきりするぜと楽しみにしてました。
勝利くんの場合カーキや小豆色といったくすんだ秋色を着ると顔がどす黒く見える、真っ黒真っ白とか濃い赤青あたりだとぐっと顔映りがよくなる、といった感じなので勝利くんをブルベ冬に分類するファンは多かったし、割と分かりやすいよねみたいな感想も多かった模様。

地黒の勝利くんにはカーキとかオークル着せとけみたいなスタイリング多いけど、服だけ用意して本人が着たとことチェックしないんかな?と思うこと本当に多いんですよね。
最近でいえばアオハルTVの衣装。
あれだけ色もサイズ感も本人とちぐはぐなのよく見つけてこれるな、と逆に感心するレベル。
勝利くんだけじゃなくて風磨くんの衣装も色とサイズ感が超絶合ってなかった。
事務所手配のスタイリストなのか番組手配のスタイリストなのか分からないけど、ほんとひどかったと思う。
(とはいえ、アオハルTVは初回の絶望的なつまらさなさがちょっとずつ改善されてきて、だんだん見るのが楽しみになってきてたので、打ち切りは本当に残念。数字がアレだったから仕方ないけど、厳しいねえ。元々深夜帯の単発番組だったそうだからそのスタイルに戻るのか、それすらないのかも分からないけど、とにかく勝利くんに水泳を教えて、イルカと一緒に泳ぐシーンを見せてくれたのには感謝しかないです)

あとカーキに限らずグリーン系統を勝利くんに着せるのはかなり難易度が高いと思う。グリーンって色の幅がものすごく広いけど、そのひろ〜いグリーンの中でも勝利くんの顔色がおかしくならない幅がかなり狭いというか。くすんでいるのはもってのほかで、蛍光系も厳し目、PAGESのジャージみたいなパステル調もドンピシャかと言われれば違うと思う。
とはいえPAGESのジャージは中に白のパーカー着てたのがとてもよくて、しっくりこない色でも顔周りにハマる色をもってくると大丈夫という、PCではよく言われるやつじゃーんってなりました。

でもまあ、雑誌とかの静止画媒体はいいんだ。
どんな色の衣装でもフォトショでレタッチしてしまえるから。(たまにそれすら追いついてないこともあるけどw)
なので、テレビとか動画とかライブとか肌色の修正が基本できないとこで相性悪い色を着せるのは、ほんとうに、ほんとうになんとかしてほしい。
とにかく全身カーキだけは勘弁な。

 

 

 

と、思っていたら。
M○REさん!?!?!???!??!!

表紙にしていただいたのはたーいへんありがたいんです。
めったにないことなのにそれに対して物申すというのは、ファンとして大変よろしくない態度かもしれないです。
けどね。
この衣装はないわ。
勝利くんの良さを100打ち消してる、ベージュ×カーキ×だぶだぶシルエットに、中の白シャツとTシャツのスタイリングもどうなのこれ。
特別版でちょっとしか刷らないからどんなクオリティだろうがファンが買うだろうし、衣装とかどうでもいーじゃーんってことですか(疑心暗鬼)。
2月にananの表紙やった時と衣装の色味は同系統なのに、仕上がりが天と地ほど違ってて、ある意味すげーなとなりました。えぇえぇ。


口直しにHoney HoneyのSPOT見る。

www.youtube.com